中継機能内蔵の無線対応ルーター5選!選び方と注意点も解説

高速回線のネット契約をしているはずなのに、「ネットが遅い」「うまくつながらない」とイライラしたことはありませんか。お使いの無線ルーターを中継機能内蔵タイプにすれば、いまの不満が解決できるかもしれません。

こちらの記事では、ネット環境改善に役立つ中継機能や無線対応ルーター選びのポイント、オススメ機種についてまとめております。

ネットの死角を埋めるには中継機能

オフィスやご自宅に関わらず、モデムやWi-Fi無線親機がある場所から端末までは壁や家具、電動機器などなんらかの障害物が多いのではないでしょうか。

その障害物がデータ送受信を妨げ、本来の速度を低下させているかもしれません。そこで重宝されるのが中継機能です。

中継機能はネット接続や速度が十分ではない場所と、高速に利用できる場所との中間に設置し利用することで効果があります。

Wi-Fi無線が伝わらない場所特有の死角を、中継機能が無線をリレーすることで不足を補い、十分なデータ送受信が活用できるためです。

中継機能をもつ機器は様々なタイプが市場に出ています。

その中でも中継機能内蔵の無線対応ルーターを活用して親機も子機も同じ機種にそろえる選択が、不具合や手間も少ないと主流になってきています。

無線対応ルーターの失敗しない4つの選び方

中継機能が内蔵されている無線対応ルーターは、市場に多くのタイプが出回っています。値段や性能もピンキリですので、製品情報やパンフレットに記載されている情報の中でも最低限4つはクリアした機器を選ぶことがおすすめです。

接続したい機器の台数で選ぶ

まずは接続台数の確認が、最優先のポイントになります。環境に適した端末の数よりも多いものを選びましょう。

最近ではPCやスマホ以外にもネット接続を利用しているIot機器が多いようです。

接続可能な台数よりも、多くの機器で接続してしまうとネット速度に影響が出やすくなります。

環境の広さや間取りに合わせる

ネットを利用している環境に適しているか、まず確認が必要です。アンテナの数や大きさ、アンテナの向きは可動するか等の情報が役立ちます。

利用スペースが異なる階にあり広いネット環境が必要であれば大型で外付けの可動式アンテナがあるもの、接続する台数や利用者が多いのであれば2×2や4×4といった内蔵アンテナ数の多いものが必要です。

通信速度は忘れず確認する

高速ネット回線を利用しているのに、無線対応ルーターが昔のもので通信速度が遅いというケースもよくあることです。

このような場合、記載されているMbps値の高いものが必要になります。

通信速度が十分に得られないと動画がカクカクしたり、ブラウジングに時間がかかったりするという障害が発生しやすいので、必ず確認するようにしましょう。

中継機能にデュアルバンドが必要

中継機能を利用する無線対応ルーターにはデュアルバンド機能があるものを選びましょう。

デュアルバンドは異なる2つの周波数を同時利用できる機能です。また同時利用しても速度が半減しない特徴がポイントになります。

デュアルバンドがない中継機能を利用すると、どうしても速度が落ちてしまうので高速回線を望んでの無線対応ルーター選びにはデュアルバンド付きを検討すべきでしょう。

無線対応ルーターを選ぶ時の注意点

中継機能内蔵の無線対応ルーターを選ぶメリットして、通信規格を気にせず接続設定ができる点があります。

また、異なるメーカー機器同士でWi-Fi無線を中継すると性能差により速度が劣化することも珍しくありません。

ここからは、無線対応ルーターを選ぶ際の注意点についても紹介します。

通信規格による速度の違いを理解する

Mbps値が高いものを購入したのに、速度に不満があるという場合は、通信規格がお使いの環境に適していない可能性があります。

通信規格には2.4GHzや5GHzといった周波数の確認をする必要があり、また遠方まで伝わるかどうかでIEEE802.11ac/ax/n/g/bの5バンドがあります。

例えば普及率が高い2.4GHzは多くの機器に使われているため、相互に無線干渉しやすく、無線も遠くに浸透するほど速度が落ちるため、設置する際の注意事項として念頭に置きましょう。

まだ普及が少ない5GHzのもの、新しい規格であるacやaxが導入されているタイプも購入する選択肢としてオススメです。

使用しやすい接続設定に対応したものを選ぶ

いまのままの無線ルーターにWi-Fi中継専用の機器だけを追加する方法もありますが、うまく接続できない可能性も否定できません。

親機のWi-Fi無線を中継させるための接続設定が異なるメーカー同士の場合、デフォルト設定や方式に差があり、慣れていない方だと接続設定が難しいと感じられるでしょう。

手間をかけずに接続設定を行うには、同じ機種やメーカーの端末であればワンタッチ操作や専用アプリで設定が速やかに完了します。

性能差や機能を比較することが大切

価格重視で無線対応ルーターを選んでしまうのは避けた方がよいでしょう。

理由としては、価格が低いものだと機能が制限されていることや、性能そのものの数値が望んだレベルに達しない可能性があるからです。

安価な製品を購入し満足できずに買い直すコストを考えると、性能差や内蔵されている機能をチェックした上で購入することが一番コストパフォーマンスの良い選択にと言えるでしょう。

そのため、比較する手間が省けるので同じ無線対応ルーターで、中継機能があるものというチョイスは大きいです。

オススメ中継機能内蔵の無線対応ルーター5選

中継機能がある無線対応ルーターを上手に活用することができれば、別のプロバイダーに変更しなくても満足できるネット環境は簡単に整えることができます。

そこで、最近利用している人が多い、中継機能内蔵の無線対応ルーターを5つ紹介します。中継機能を活かすには、高速回線を安定させるスペックに注意が必要です。

ここまでにご紹介した情報を踏まえて、無線ルーター選びの参考にしてください。

1.NEC 11ac対応 無線LANホームルーター Aterm WG1200CR PA-WG1200CR

値段が3000円台と手ごろな価格で始めやすい無線対応ルーターです。

同時接続台数は10台と少ない印象ですが、最大速度867Mbps、周波数も5GHzに対応、規格もIEEE802.11a/b/g/n/ac全てに対応しているので使う場所を選びません。

アンテナ数も2×2であり、2~3人で同時利用しても困らない程度のスペックを有しています。

またビームフォーミング機能があり、ネット接続を必要している端末を判断して優先的に無線を飛ばすことが可能です。

2.BUFFALO AirStation WSR-2533DHPL2/DB [ブラック]

大勢で使うことなく、とりあえず高速回線をお望みであれば選びたい無線対応ルーターです。

新方式であるIPv6高速インターネットに対応していて、アクセスが集中している場合の影響を受けにくい仕様になっています。

最大速度が1000Mbps、アンテナ数4×4、5GHz、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応と高品質のネット接続が期待できます。ただ同時接続台数が4台であることには注意が必要です。

3.エレコム WMC-X1800GST-B

予算が一万円程度で家族全員での利用を考えるなら選びたい一台です。

IPv6高速インターネット対応かつ最大速度1201Mbpsながら、接続台数26台とパソコン、スマホ、その他Iot端末を利用しても回線の不満が出にくいでしょう。

ビームフォーミング機能もあり、セキュリティにも特化しているので職場でも活躍できる候補としても良さそうです。

4.TP-Link 新世代 Wi-Fi6(11ax)デュアルバンド無線LANルーター AX1800 ARCHER-AX20

高性能アンテナを持ち、3階の建物間でも安定した速度が得られる一台です。

接続台数が36台と多く、新規格の周波数や高速インターネットに対応、ビームフォーミング機能ありと満足の機能が盛り込まれています。価格も8000円台とスペックにしてはリーズナブルな印象です。

高性能CPUを搭載しているため、ネットをスムーズに接続し端末の負担をおさえることでスマホやタブレットなどのバッテリー消費が少なくなるというメリットもあります。

5.ASUS WiFi6(802.11ax)対応 デュアルバンドゲーミングルーター TUF-AX3000

オンラインのゲームや動画を利用して、速度にこだわりたいという方におすすめの無線対応ルーターです。

価格は15000円台と高めですが、高速インターネットや新しい規格には対応しており、最大速度2402Mbpsで接続台数も推奨は64台ながら80台まで可能というスペックは驚異的です。

可動できる外付けアンテナ4本、内蔵アンテナ2×2と対応範囲が広く、3階の戸建て住宅で利用してもネット接続に不満がないレベルになります。

ゲーマーには嬉しいゲーミング用の通信ポートがあることも大きなポイントです。

おすすめルーターはご自身の状況に合わせたぴったりの1台を!

紹介した5つの商品は優れた機能とネット接続を安定させるそれぞれの特徴を持ち、親機子機としてスペックを十分に発揮してくれるでしょう。

簡単に接続が可能で性能差が出にくくるなることから、同機種活用をおすすめします。

中継機能専用機器を利用するのではなく子機も中継機能をもつ無線対応ルーターにすることで、使用するコンセントの数を有効活用し、中継機能、ルーター機能をフル活用できることが大きなメリットとなるでしょう。

まとめ

今回はネット環境を改善するのに役立つ中継機能のポイントと、同機能を兼ね備える無線対応ルーターについて紹介しました。場所によって接続しやすさやスピードに違いがある同一環境であれば、中継機能が状況を改善してくれる可能性があります。

また中継機能を利用する時には、同機種の無線対応ルーターを用意して親機と子機で用いると設定がしやすく始めやすいです。環境に合わせてどのタイプをお使いになるか検討してくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です